遂に鉄道車輌に乗る。①2008/09/04 03:50

かわいいディーゼル車輌
 やった!やった!遂にマラウイで鉄道に乗ることが出来ました。走ってる列車さえ見た事が無かったのに。
 写真は私達の乗ったディーゼルカーです。一両なので列車とも言えないし勿論電車でもないですしね。「鉄道車輌に乗る」という表現が正しいと思います。しかしこの鉄道車輌は正規の運行車輌では有りません。貸切の特別車輌です。日本人数人で借り切って運行した特別車輌です。
 当日は朝9:00にリンベ駅(南部の主要商業都市ブランタイアの隣町の駅)を出発、3時間以上かけてモザンビーク国境付近にあるゾーア滝という滝を見に行くツアーでした。 勿論単線ですがもともと運行列車が大変少ないので途中でであった車輌は有りませんでした。

遂に鉄道車輌に乗る。② リンベ駅2008/09/04 04:17

 写真はリンベ駅の駅舎です。 マラウイの鉄道の運行はCENTRAL EAST AFRICAN RAILWAYS COMPANY と言う会社が行っています。この会社は運行だけを行っているそうです。所謂上下分離だそうですが路線は所有していないと言う事でしょう。 リンベ駅は車輌基地にもなっていて結構広い構内を持っていました。 現在のマラウイの鉄道は貨物輸送が主力です。旅客輸送は実に細々としていて週に一度走るそうです。しかも走るのは一部区間だけとか? 勿体無いですね。

遂に鉄道車輌に乗る。③ リンベ駅構内2008/09/04 04:30

 リンベ駅の構内は車輌基地が有り結構広いです。写真の車輌は客車用の車輌です。中も覗いてみました。トイレも付いています。

遂に鉄道車輌に乗る。④ 唯一行き交った列車2008/09/04 04:39

 リンベ駅構内を出るとき、先方から列車が来て少し驚きました。この列車は一旦引き下がって引込み線に戻り、我々の車輌を通してくれました。滅多に列車が走らないので特に確認無しで進入した為と思います。でもこの列車がこの行程で唯一行き交った列車です。

遂に鉄道車輌に乗る。⑤ 乗れないよ!2008/09/04 04:49

合図を出す運転士とLuchenza駅
 リンベからゾーアまでは80kmくらい有ります。車輌のスピードは結構速く30~40km/hくらいだと思いました。ずっと下り坂なので往きはスピードが出ます。途中駅が7つ有ります。ゾーアには駅が無く、特別車輌だからこそ滝の近くで停車出来たのだと思います。
 7つ有る駅の中ではLuchenzaという駅が主要道路と交差した地点にあり貨物輸送の一つの拠点になっていました。他の駅は道の無い所に有ります。それらの地域では鉄道が唯一の交通手段になっています。ミニバスも来ませんしトラックもやって来ないのです。
 と言うわけで駅には(列車も殆ど来ないのに)人が荷物を持って待っています。ダイヤを知った上で待っているのか?ただ何となく待っているのかはわかりません。でも客車は一週間に一度しか来ないのです。我々の乗った車輌の運転士は列車が駅に近づくと両手を一旦閉じて開く動作を繰り返していました。多分「この車輌には乗れないよ!」との合図だと思います。 写真下はLuchenza駅構内です。車輌がくると珍しいので人が集まってきます。